初めてのギターを買ってから十数年間挫折していた私ですが、弦高調整という方法に出会い、ギターを再開しました。その後ギターを弾けるようになりたいと、以下2つのものを準備しました。
買ったもの2つ
①ギタースタンド
ギターを弾けるようになるためには練習が必要です(当たり前か)。それも、ある1日に数時間やるよりも、毎日十分でもいいから弾くことが大事らしいのです。で、そのためにはギターを弾くことに対するハードルを下げることが必要だと。例えばギターがケースに入っているだけで、「ケースから出すのめんどくさいし、今日はやらなくていいか」となるわけです。もちろん、熱心な人は違うかもしれませんが。
ギタースタンドがあればすぐギターが弾けるので、「毎日弾く」のハードルを下げられるという魂胆です。
②新しいギター
初めてのギターは弦高調整をして多少なりとも弾きやすくなったのですが、練習を再開してボーナスが入ったタイミングで新しいギターが欲しくなり、買ってしまいました。ギターに限りませんが、新しいものを買うとモチベーションが上がることってありませんか?ギター上達にはモチベーションって大事じゃないですか(言い訳)。
10万円台のギターで国産のやつを、と思って探し始めましたが、結局予算を超えかつ海外のギターになっていました。最初の志はどこへ消えた。
しかも楽器屋さんに行くのが気が引けて、ネットで買うというびびり具合でした。
エアーズというメーカーのギターにしたのですが、届いたギターは工芸品といった趣の美しいギターでした。もう見ているだけで満足です。こちらから、見目麗しいギターをみることができます。⇒エアーズギター日本総代理店
デリケートなギター、ガサツな私
ギターに付属していた説明書には、ギターは湿気や乾燥に敏感なためケースで保管すること、弦は使用後に2音半緩めることといった注意書きがあり、さすが安い合板のギターとは違ってデリケートだなぁと思ったのでした。
というか、ギターケースで保管するならギタースタンド使えないですよ、とほほ。
はじめは注意書きに忠実に弦を緩めていましたが、なぜか3弦がひと月に2回切れるという経験をしてから、弦を緩めるのをやめました。もちろん、緩めたほうが楽器本体への負荷が減るのだと思いますが、チューニング中に弦が切れるストレスのほうが私には大きかった。
ま、本体のネックが反ってしまったら楽器屋で修理してもらえれば良い、くらいの心持ちでいることにしました。でないと私にはこのギター弾けないよ。この辺りは自己責任でやるしかないですね。
しかし弾きやすさは最初のギターと桁違いでした。音も深みがあって、すごく響きます。
買い物を振り返って…反省
こうして2つの買い物をしましたが、いくつか反省があります。
①買ったギタースタンドを生かせていない
ギターケースに入れていても毎日ギターを弾くことはできているので、とりあえずはいいかと思っていいますが、ちょっともったいない。今現在持て余しています。
②ギターを通販で買った
インターネット上でたくさんのギターが売っていますし、ネットで買うこと自体は何の問題もないとは思います。しかし特に私のような知識のない人間は、楽器屋さんに行って触らせてもらうほうが身の丈に合ったギターが買えたかもしれないと思いました。いや、買ったギターはとても気に入っていますがね、本当に! ただガサツな私にはもう少しタフなギターがよかったかもしれません。
終わりに:ギターを諦めない
『外国語の水曜日』(黒田龍之介著、現代書館)という本のなかで、「外国語学習にとって最も大切なことはやめないことである」というくだりがあります。これはギターの練習にもあてはまるなぁと思います。ギターもある。ギターを弾ける環境もある。さて、あとどれだけ諦め悪く練習できるだろうか…。