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進撃の巨人(1)を読む【感想】

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はじめに

あれは2022年の春ごろだったと思う。何年振りかにあった知り合いに『進撃の巨人』を薦められた。彼女はアニメの総集編をみてはまったのだという。とにかくすごい話なのだとか。

その時知人とした話はあまり思い出せないが、3人の幼馴染が登場すること、巨人と戦うこと(これはさすがに私も知っていた)、幼馴染達も全員生存するわけではなく、最後にはこれからの世の中に必要な者が生き残ること、などを話していたと思う。

話を聞いて気にはなっていたものの、読まずに12月になってしまった。今年もあと2週間、年が明ける前に『進撃の巨人』全34巻を読み切って、彼女に感想を伝えたいと思う。

1巻 あらすじと感想

第1話 二千年後の君へ

物語は壁を隔てて人間と巨人が存在する世界。人間は壁の中に住んでいます。巨人は人間にとって脅威であり、調査兵団による巨人の調査は行われているものの、成果は得られていない。しかし50mある壁は100年間壊されたことはなく、「壁の中にいる限り安全」と人間は思っている。そんなある日、巨人が壁を越えてきた!!

感想・コメント

タイトルからして意味深なのだが、これは歴史もの? 物語が2千年にわたって紡がれるのか、はたまた「君」は読者を指しているのか……。1話中に出てきた「845」てのが年号なのかね? 年号とみなして読んでいきます。

3人の幼馴染は「エレン」「ミカサ」「アルミン」らしい。とりあえずエレンが主人公のようです。エレンが熱血少年、ミカサは身体能力がとても高い少女、アルミンは体は弱いが弁の立つ少年といったところか。

エレンと言えばロマサガ3に腕っぷしの強い女性キャラクターがいましたね。こっちのエレンは少年のようです。エレンは、一生壁の中で暮らして外の世界へ出られないのは「家畜」と同じと思っているようですが、なんか石ノ森章太郎『リュウの道』の口とお尻を樹につながれた人間を思い出しました。

第2話 その日

第1話から5年の月日が経った850年。5年前の巨人襲撃により母親を失ったエレンは優秀な成績で訓練兵を卒業し、調査兵団への入団を希望します。また、同襲撃により人類は1番外の壁「ウォール・マリア」を放棄することになり、人間の活動領域はひとつ内側の「ウォール・ローゼ」まで後退しています(もともと壁は3重になっていて、一番外から「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」となっているようです)。

感想・コメント

成績優秀者上位10名がフルネームで出てきましたが、この辺りの人たちが物語の中心になっていくのだろうか。あと「心臓を捧げよ!!」という有名なフレーズが出てきました。

ところで5年前の巨人襲来による惨劇シーンでミカサが「また これか…」という場面があるのですが、これなんだろう? ミカサさんはループしてますか?

第3話 解散式の夜

調査兵団への入団を希望するエレンに続いて、ミカサもアルミンも調査兵団を希望します。しかし卒業演習を終えたばかりのエレンたちのもとにまたあの超大型巨人が襲来!

感想・コメント

意味深な場面として、回想シーンでエレンが父親になんか注射されている場面が出てきます。5年前から行方不明のエレンの父親がキーマンぽい。

第4話 初陣

ウォール・ローゼを死守すべく出撃するエレンたちだったが、なすすべなく巨人に食べられていく。次々と巨人に喰われていく仲間たち、そしてついにアルミンまで巨人に飲み込まれてしまう。なんとかアルミンを救助したエレンだったが、代わりに自身が巨人に飲み込まれてしまった。

感想・コメント

ちょっとづつ巨人の情報が出てきます。知性があるようだとか、人間以外の生物に関心を示さず、人間を殺すことが目的のようだとか、驚異的な生命力を持っているがうなじ部分が弱点だとか。巨人って一体なんなのか、やはり気になります。

第2巻へ続く……