アガサ・クリスティ作品、面白いです。
今回紹介するのは『エッジウェア卿の死』(早川書房)です。エルキュール・ポアロものです。
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鉄壁のアリバイを持つ容疑者
タイトル通り、エッジウェア卿が殺されます。
エッジウェア卿の妻であるジェーンは、今をときめく舞台女優。ある貴族と結婚したいがため、エッジウェア卿との離婚を望んでいます。
この人、超道徳的なところがあり、エッジウェア卿が離婚を認めなければ自分の手でエッジウェア卿をあの世へ送るなんてことを言いふらしています。
ジェーンは、エッジウェア卿が殺された日に事件現場で目撃されている最有力容疑者です。一方で同時刻に別の場所で晩餐会に出席していた…。
カーロッタ・アダムズが好きだ
この物語、容疑者であるジェーンをはじめ、女優俳優が活躍します。中でも私が好きなのはカーロッタ・アダムズ。
彼女は若くて才能のある駆け出し女優で、特に人物模写が天下一品といわれています。
その容姿は美人だけど印象に残らず、「流動物のような性質の顔」をしているといわれています(どんな顔だ?)。美人で真面目で思いやりがあって、家族想いで…最高やないか!
美男美女が出てくる作品はそれだけで楽しいものです。
ストーリーだけでなく、登場人物も魅力的なこの物語、ぜひ読んでみてさい。面白いよ!
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