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『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(藤原和博)【感想】

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お金を重視するのか、家族や友人との時間を重視するのか、企業内での出世を目指すのか、独立するのか…今の時代、生き方は人それぞれです。しかしどんな道を選んだとしても、私たちは食っていかねばならない。

それぞれ選んだ道で食いっぱぐれないためには、どうすればいいのか?

ということで、今回紹介するのは『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』です。

価値観×志向から目指す領域を特定しよう

本書では、以下の価値観と志向から、私たちの生き方をA~Dの4タイプに分けます。当然、一生同じタイプでいなければいけないことはありません。大事なのは、今どの領域のどのあたりにいて、進むべき方向はどこなのかを考えることらしいです。

1 価値観

経済的価値(年収の高さなど)を重視する OR 経済以外の価値(家族や社会貢献など)を重視する

2 志向

権力志向(サラリーマンとして出世する) OR プロ志向(独立する)

上記価値観を横軸、志向を縦軸として、4つのタイプに分けます。

A 社長タイプ…経済的価値重視かつ権力志向

B 自営業タイプ…経済的価値重視かつプロ志向

C 公務員タイプ…経済以外の価値重視かつ権力志向

D 研究者タイプ…経済以外の価値重視かつプロ志向

100人に1人になるための条件をクリアしよう

さて、自分のタイプがなんとなくわかったところで、次は100人に1人になるために7つの条件をクリアしていきます。

とはいえ7つのうち条件1~3は各タイプ共通です。条件4~7はタイプごとに分岐していきます。

条件1~3は各タイプ共通

条件1 パチンコをするか、しないか

条件2 電車の中でケータイゲームするか、しないか

条件3 読書するか、しないか

といったものです。意外といけそう。

条件4~7は各タイプ別

条件4以降はタイプ別です。例えばAの社長タイプだと次のように続きます。

A 社長タイプ

条件4 会社で作業する人か、仕事する人か

条件5 営業力、プレゼン力、交渉力があるか、ないか

条件6 正解主義、前例主義、ことなかれ主義を打ち破れるか、否か

条件7 合わない上司がいるか、いないか

自分がどのタイプか分かったら、7つの条件をクリアしていけばいい。そう思うと動きやすくなる人もいるのではないかと思いました。

例えば私の場合だと、今のところタイプCで条件5まではクリアしているな、よし、じゃあ次は会社組織以外のコミュニティーに参加してみよう、とか思えたら儲けもんじゃないでしょうか。

きっと著者は読者を応援している

本書を読んで思ったことは、きっと著者の藤原和博さんはこの本を読む人みんなを応援しているのだ、そういう気持ちで書いた本なのだろうということでした。そしてものすごく読みやすいです。

と、いうことで、人生に漠然と悩んでいる場合は、本書を読んで、明日からの行動を変えていくのも一興だと思います。