先日紹介した『首無しの如き祟るもの』にも少しばかり出てくる同性愛。もっと知りたいと思いました。
ということで今回紹介する本は『白い薔薇の淵まで』です。
リンク
スポンサーリンク
あらすじ
作家「山野辺塁」、性格破綻者ともいえる彼女と書店で出会ってから、私(川島とく子)は彼女の虜になった。お互いに溺れるほど、愛が深まるほどに嫉妬は大きくなった。些細なことで口論になり、お互いを傷つけあう生活。それでも2人は離れることが出来ない。父の病を機に、この破滅的な生活に終止符を打ったかに見えたが…。
平凡とも思えた1人のOLが遭遇した、人生最大の快楽。
好きになったら止まらないのよ
川島とく子は、アラサーのOLです。付き合っている彼氏もいて結婚も考えているところに、塁と出会い激しい恋に落ちていきます。とく子も塁も女性ですので、同性愛と呼ばれると思いますが、なんか、同性を愛することの葛藤なんてものは、私は本書からは感じませんでした。もう好きになったら男も女も関係あるかよ、という感じですかね。
むしろ、どっぷり快楽の世界にはまったら人はどうなるのかみたいなことが描かれているのかなと思いました。いや、でも女同士でないと何日もベッドの上で過ごすのは無理かもですが。
著者の中山可穂さんは同性愛を描いた作品を他にも多数発表しています。同性愛、恋愛小説に興味のある方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。
リンク
スポンサーリンク