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戦略読書〔増補版〕(三谷宏治)【感想】

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読書に戦略を持ち込んで、自己改造をしよう! というわけで、今回紹介するのは『戦略読書』です。

主な内容

人の精神は読んだものにより形成される。そう、私達は読んだ本でできているのだ。ゆえに、他人と同じ本ばかり読んでいると、他人と同じ意見しか言えなくなる!

今こそ読書に戦略を持ち込み、オリジナリティある存在になるのだ。

読書ポートフォリオを作ろう

オリジナリティある自分になるための戦略読書は、以下の2つの軸をもとに読書ポートフォリオを作成して、キャリアに応じてポートフォリオを変えていくことのようです。

軸1:ビジネス系(今の仕事に関するもの)

  • ビジネス基礎
  • ビジネス応用

軸2:非ビジネス系(趣味や今後の仕事に関するもの)

  • 非ビジネス基礎
  • 非ビジネス新奇

例えば年間に本を100冊読むとして、社会人1年目なら100%をビジネス系に振る。内訳として基礎が90%で応用が10%。2~4年目ならばビジネス系と非ビジネス系を1:1にするなどなど。

大切なのは、今の自分のポートフォリオを把握すること、そしてキャリアの方向性などに合わせてポートフォリオを修正していくことなんだそうです。意識的に読書することが大事なのですね。

ブックガイドとして読んでも面白い

戦略を立てたら実践となるわけですが、はて、どんな本を読んだらよいのか?もちろん本屋で探すもよし、ネットで探すもよし、誰かに聞くのもよし。本書の巻末では519冊の本が紹介されているので、ここからとりあえずの一冊を見つけるのもよいと思います。

巻末をパラパラめくってみましたが、自分が読んだことのある本が紹介されていると、不思議とうれしい気持ちになりますね。

おわりに

今までは、ただ読みたい本を読むことしか考えていませんでしたが、戦略を立てて読むというのも面白いのかもしれないと思いました。特に自分の場合は、ほぼ読んでこなかったビジネス系の本を読む気になりました。あとは単純にたくさんの本が紹介されているので、タイトルが気になったものを読んでいこうかと。

本書に興味がある方は、序章だけでも読んでみてはどうでしょうか。